直線上に配置
・電源トランスを使う前に知っておきたいこと。


整流回路によって電源トランスの容量も増減します。

大きなトランスを用意しても整流回路の選定によっては、必要な電力を供給できません。
ダイオードも必要な逆耐圧を確保しなければ、ショートに至ります。
繋がっている回路は破壊されるでしょう。

トータルとして電源回路を検討しなければ、簡単にトランスの容量を決定できません。

ここでは電源トランスの容量 対 整流器出力 を比較します。



素子1つ当たりの耐電圧
 整流回路に入る素子の耐電圧がトランスの出力電圧より何倍必要か。

 耐電圧以上の素子を準備しないと破壊される最低限必要な電圧。



二次側電流 対 整流器出力電流
 トランスの二次側の出力電流 対 整流器後の出力電流の比

 この電流の比によって、トランス側で準備する電流が決定される。
例えば 0.5 の場合、回路において必要な電流の2倍のトランスを準備しなければ、トランスが焼損する事を意味する。



変圧器出力 対 整流器出力 (倍)
 トランス容量 (VA) と 整流器から出力される電力の比

 必要なトランスの容量は以下の計算式で求まります。

 必要な電力(W) = (トランスの容量(VA)) × (変圧器出力 対 整流器出力 (倍))

 トランスのから出力される電力と整流器から出力される電力の比なので、回路において必要とされる電力をこの比で割った値が最低限必要なトランスの電力となる。
 当然安全率を考え、多少余裕を持った設計が必要となります。

 例 回路消費電力 100W * 1.5 / 0.9 = 166W

 166 W  以上 がトランスの必要最低限の電力となります。


回路 素子1つ当たりの
耐電圧
(倍)
二次側電流

整流器出力電流
変圧器出力

整流器出力
(倍)
力率
3.14 0.5 3 0.405
3.14 1.0 1.5 0.9
1.57 1.0 1.0 0.9